日本でSSVの需要はどのくらいあるのか?
Can-Amのユーティリティー用SSV DEFENDERディフェンダー
TKKYでは、市場調査のために業務ユーザー向けの試乗会を始めています。
こちらの車両はBRPジャパン様から広報用にお借りしている車両になります。
正式名称は
2020 CAN-AM DEFENDER PRO HD8
・CAN-AMカンナム _カナダBRP社のタイヤで走る商品カテゴリーのブランド名
・DEFENDERディフェンダー_ユーティリティー用のSSVの車種名
・PRO_北米や欧州以外の地域向けの仕様で、最初からオプションパーツが付いたグレード名(パワステとフロントガラスとルーフ)
・HD8_エンジンタイプ、これはV型2気筒の800cc
まだ正式に日本での販売は決まっていませんし、価格も未定となっています。
先ずはこのマシーンの能力をしっかりと把握して、具体的な使い道を提案していかないといけません。
乗ってみた率直な感想としては、現状でATVが活躍しているようなリゾートやスキー場では、間違いなく作業効率は上がると思いました。
・ATVとほぼ同等の走破性を持ちながら、さらに多くの荷物を運べる
・3名乗車で移動できる(6人乗りのモデルもある)
・乗り心地も良くて、楽な姿勢で乗っていられることで疲れない
・怪我人を乗せる時も、乗り降りがスムーズで安心
・悪天候でも濡れないのでストレスがない
・乗員の安全性もATVより高い
これらの理由から、毎日使っているとその快適さと利便性が作業効率の向上につながるのは間違いないと思います。
▲下り坂での制動力確認
シフトをLレンジにすると、かなりのエンジンブレーキがかかりますが、車重が700kgくらいあるのでフットブレーキもしっかり踏んでおかないと、急な下りでは速度が上がってしまいます。
▲タイトコーナーでの旋回性能
リアデフのロック、オープンがスイッチひとつで切替できるので、デフロックを解除すると驚くほどの小回り性能を発揮しました。
▲狭い場所での取り回し
車体の端の感覚が掴みやすいので、狭い道でもタイヤの位置を正確に把握できます。
▲車両の全幅は1m58cm。 軽自動車の規格が1m47cmなので、軽トラックよりもちょっとだけ幅広い感じです。
▲運転席まわり
電動パワステ付きの左ハンドル。ミッションはATVと同じくCVTで、ペダルはアクセルとブレーキのみ。普通の車感覚で運転できちゃいます。
▲フットブレーキを踏み込んだ位置で固定できるレバーがついています。パーキングブレーキとして使う機能です。
▲2WDと4WDの切り替えスイッチ。その隣はリアデフロックのスイッチになります。
どちらも車両が完全に停止した状態で操作します。走行中に操作すると駆動系の破損の原因となります。
▲スピードメーター。2020モデルからの新しいデザインの多機能メーターです。
▲フロントガラスは開閉式です。
▲ウォッシャー機能付きのワイパーも装備
▲助手席側の収納
▲取り外し可能
▲シートにはスライドやリクライニング機能はありません
▲跳ね上げると、ここにも大きな荷物が載せられそうです
▲開閉式のセンターコンソール
▲荷台の積載重量は454kgまで
▲こんな感じで、マウンテンバイクも載せられます。
▲ダンプ機能も付いてます。
▲ダンプさせる事で、エンジン周りの作業がしやすそうです。
リアにエンジンを積んでいます。
▲リアヒッチ。 牽引能力は1,134kgまで。
▲ルーフは軽量な樹脂製です。
▲TKKYのトラックに載せるとこんな感じ。ギリギリですw
ATVと同じく、ナンバーの取得はできないので公道での走行はできませんが、オフロードでの性能にひたすら特化したこの商品は、必ず必要とされるところがあるはずです。
この素晴らしい働くマシーンが、日本中で大活躍してくれる事を期待しています!
早く販売開始して欲しいですね❗️