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2024.10.18

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ski-doo SUMMIT EXPERTサミットとFREERIDEフリーライドの違いについて

 

 

SUMMITとFREERIDEの違いについてのお問合せが多いので、記事にしてみたいと思います。

 

どちらもG5プラットフォームになった事で劇的な進化をしていますが、2台の方向性は明確に違っています。

 

 

 

 

SUMMIT EXPERTサミットエキスパートは山での難しい地形を、確実に進むための性能に特化しています。

 

具体的には34インチの狭いスキースタンスによって、軽い力でマシンを傾けられるようになっており、トラバースへの進入や、トラバース中のコントロールがしやすい。

また、16インチのやや幅広なトラックによって、マシンの動き出しのトラクションに安心感があり、少しくらいラフなスロットル操作をしてもスタックしにくいです。

 

サミットエキスパートは山での【突破力】や【総合力】に優れている仕様とも言えます。

 

 

 

 

 

一方、FREERIDEフリーライドは山での魅せる走りするための性能に特化しています。

魅せる走りとは?

自然の地形を使ったジャンプやドロップ、雪庇への当て込みを利用したエアターン、急斜面でのホップオーバーやボウタイ、などの見る人を惹きつけるかっこいい乗り方のこと。あんなふうに乗れるようになりたいって憧れますよね。

そんな走りを目指すライダーに最適な車種がFREERIDEフリーライドになります。

 

具体的には36インチのややワイドなスキースタンスによって、ジャンプへのアプローチやハイスピード時の安定感を保てる仕様にしています。

また、15インチの幅狭いトラックは、動き出しから鋭いトラックスピードを生み出し、狙った場所でクイックにフロントを立ち上げる動きがしやすいようになっています。

 

FREERIDEフリーライドはもっと上手くなりたいライダーの【挑戦】を後押ししてくれる頼もしい相棒になることでしょう。

 

 

 

 

 

それでもどちらを選んだら良いかわからない場合は、気に入った色とかで決めちゃっても問題ないと思いますww

違いがあると言っても、最新のski-doo G5モデルは過去のスノーモービルに比べて圧倒的に扱いやすく、どんな雪のコンディションでもガンガン走ります。

どちらを選んでも最初のうちはその違いに気づけないかもしれないからです。

 

しかし、上達するにつれていろんな動きができるようになってくると、こっちの方が乗りやすい気がする、、、?

という感じで違いが見えてきます。

 

つまり、ある程度のスキルや経験を身につけないと、この装備や仕様の違いは体感しづらいものなのです。

経験を積んでいくと、自分の乗り方やスタイルが出てくるので、そのタイミングで最適なモデルを選択すればOK!

 

そもそもスキースタンスやトラックの幅は部品交換でも対応できますからね。

 

 

 

 

 

むしろ、最初に選ぶ上でもっとも大切なのはトラックの長さです。

146、154、165、175 とマウンテンモデルは大まかに4種類の長さから選択することになります。

 

これはSUMMIT EXPERTサミットエキスパートか?FREERIDEフリーライドか?

を選択することよりも重要な選択になります。

 

それくらいトラック長さによる違いは大きいです。

 

最初の一台でおすすめするのは165です。

これは単純に深雪でのスタック確率を減らすためです。

 

165のメリットは他にもたくさんあって、登りでフロントが浮き上がりにくいため安定してトラクションがかかり、急な斜面を自信を持って登っていけます。

そのトラクションのおかげで走り出しですぐにスピードに乗れるため、短い助走区間でもスピードをつけて難所をクリアーできたりもします。

165が魅せる走りができないかと言われたら、それは違います。マシンの特性を掴んでいればライダーのスキル次第で豪快なライディングも十分可能です。

 

 

 

 

では154はどうか?

深雪の発進ではスロットル操作に気を付けないとすぐにスタックします。

登りではスロットルを開け続けるとフロントが浮き上がってくるため、不安定になりやすく,

行きたくない方向へ行ってしまったりしますww

急斜面へ突入する際は助走をしっかりつけないと坂の途中でまくれたりしますww

 

しかし、その不安定さを楽しいと思えるようになってきたら確実にレベルアップしてます。

154や146といった短いタイプのトラックは魅せる走りをするのに向いていて、フロントの浮き上がりをいかにコントロールして利用できるかのスキルが必要になります。

それがめちゃくちゃ楽しいのです。

 

 

 

 

 

ここまで書いた上で、、、

 

日本では

エキスパートは154か165から選択可能

フリーライドは154のみ

 

トラックのサイズ優先で決めると、車種の選択がわかりやすくなるかと思います。

 

ちなみに、すべての長さのトラックを体験すると乗り方の引き出しが増えて、上手くなりますよ!

 

結局は乗り手が楽しめれば良いだけの話なので、いろんな車種を体験して上達しながらスノーモービルの奥深い楽しさを感じてもらえたら最高です!